太陽光パネルの発電量は季節やエリア、天気によって変わります。そのため、せっかく太陽光発電システムを導入したにもかかわらず「本当に期待できるほどの発電量が得られるのだろうか?」と不安に感じている人もいるのではないでしょうか?
本記事では太陽光パネルの1日あたりの発電量について詳しく見ていきます。
太陽光パネル1日当たりの発電量はどれくらい?
太陽光パネルの1日あたりの平均発電量ですが、設置地域の日射量や季節、天候条件、パネルの性能、設置角度や方位、周囲の影による発電ロスなど、さまざまな要因によって変動します。そのため、一概に平均発電量を示すことは難しいものの、一般的には次のような発電が期待できるとされています。
1kWあたりの目安
日本国内にて、南向き角度で比較的日当たりの良い地域を想定すると、1kWの太陽光パネルシステムで、年間平均で1日あたり約3~4kWh程度の発電が期待できます。当然季節によって変動があり、夏場は日射量が多く4~5kWh/日程度発電することもあれば、冬場は日射時間が短く天候も安定しないため2~3kWh/日程度に下がることもあります。
天候による発電量の違い
太陽光発電は晴れの日がもちろん発電量が多くなりますが、くもりの日、雨の日の場合にはどれくらいの発電量になるのでしょうか?
くもりの場合
くもり時は太陽光が厚い雲に遮られるため、直射光が減少します。その結果、パネルは散乱光(雲を通して届く間接的な光)で発電することになります。よって発電量は晴れ日の50%以下に落ち込むことが多く、場合によっては20~40%程度にまで減少します。
雲の厚さや季節によっても変動はありますが、晴れの日に比べると著しく減少するとみていいでしょう。
雨の日場合
雨の日は、くもりの日以上に日射量は減少します。厚い雨雲や降雨によって光量が大幅に制限されるため、発電量は晴れの日の10~20%程度、あるいはそれ以下まで落ちることもあります。雨が降っている日中でも微量の発電は行われますが、家電を賄うには不十分です。
雪の日の場合
雪の日の発電量は、ケースによって発電量が異なります。
まずパネル表面に雪が積もってしまった場合、太陽光がパネル内部にほとんど届かず発電量は限りなくゼロに近づきます。次に実際雪が降っている日の場合、厚い雲によって日射量そのものが著しく低下するため、光を十分確保できず発電効率は極端に悪くなります。発電量は晴天時の10%以下に落ち込むこともあります。
ただし、雪が降った後に一面が真っ白な状態で快晴になれば、積もった雪が太陽光を反射することでパネルにはいつも以上に光が注がれ、気温の低さによるパネル効率の若干の向上と相まって発電量が増加する可能性もあります。
太陽光発電の発電量を増やす方法
太陽光発電の発電量を増やすには、まず設置条件を見直すことが大事になります。
たとえば、太陽光パネルができるだけ日射を受けやすい角度や方位(南向きが基本)にて設置し、建物や樹木、周囲の障害物による影を極力減らすようにしましょう。
また、定期的な清掃やメンテナンスによってパネル表面の汚れや埃、鳥の糞などを取り除き、光を最大限に吸収できる状態を維持することも大切です。太陽光パネルの清掃は、自分で行うことも不可能ではありません。しかし屋根の上など高所に設置されている場合は、転落や足場の不安定さといった危険がつきまといます。清掃の手順や道具を誤れば、パネル表面に微細な傷がつき、それが長期的な発電効率の低下につながるおそれもあります。
そのようなリスクや作業上の不安を軽減するためにも、販売店やメーカー、あるいは専門の清掃業者に相談し、適切な手順やメンテナンス方法のアドバイスを受けることをおすすめします。
太陽光の発電量が気になる方はコクホーシステムへご相談ください
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